更新日:2025年5月22日
関節リウマチ、若年性特発性関節炎(少関節炎型・多関節炎型)、全身性エリテマトーデスの遠隔医療の確立に向けた提言
令和6年度 厚生労働科学研究費「患者視点に立ったリウマチ疾患のアンメットメディカルニーズの『見える化』と社会実装に資する研究」班において、関節リウマチ、若年性特発性関節炎(少関節炎型・多関節炎型)、および全身性エリテマトーデスを対象とした遠隔医療の確立に向けた提言を作成いたしました。本研究にあたっては、日本リウマチ学会、日本小児リウマチ学会、日本遠隔医療学会のご協力を賜りました。
本提言は、EULARのPoints to Considerや日本医学会連合による「遠隔医療の研究に関する提言」等を踏まえ、調査結果から明らかとなった遠隔医療に対するニーズおよび期待される役割、オンライン診療に適した推奨診療モデル、ならびに医療経済学的シミュレーションの結果を盛り込んでおります。また、スコーピングレビューの成果や、長崎県五島市において既に実践されている遠隔リウマチ専門医療の事例を紹介しつつ、遠隔医療の実装における課題と、それを克服するための介入策についても言及しております。
本提言が、今後の遠隔医療の具体的な実装および関連研究の発展に寄与する一助となれば幸いです。
研究代表者:宮前多佳子
学習資材「はたらく細胞 関節リウマチ・若年性特発性関節炎における関節炎の病態と抗リウマチ薬の作用機序」公開のお知らせ
厚生労働省科学研究費補助金(免疫・アレルギー疾患政策研究事業)患者視点に立ったリウマチ疾患のアンメットメディカルニーズの「見える」化と社会実装に資する研究班にて、講談社との連携により学習資材「はたらく細胞 関節リウマチ・若年性特発性関節炎における関節炎の病態と抗リウマチ薬の作用機序」が制作されました。本企画では、新たに作成した滑膜細胞、破骨細胞のキャラクターが登場します。
下記よりダウンロードいただけますので、是非医療や教育の場でご活用ください。
◆ダウンロード期間
2025/6/1-2025/12/31
※上記期間中は印刷物を配布していただけます。
※講演での使用など学術的な利用の際は、公開期間に限定せず使用いただけます。
◆引用元
中山田真吾、石井優、新納宏昭、藤尾圭志、宮前多佳子; 令和6年度厚生労働省科学研究費補助金(免疫・アレルギー疾患政策研究事業)研究. 患者視点に立ったリウマチ疾患のアンメットメディカルニーズの「見える」化と社会実装に資する研究班。「はたらく細胞」 関節リウマチ・若年性特発性関節炎における関節炎の病態と抗リウマチ薬の作用機序. 講談社, 2025
※短縮される場合は、下記のように明記してください。
『令和6年度厚生労働省科学研究費補助金研究. 患者視点に立ったリウマチ疾患のアンメットメディカルニーズの「見える」化と社会実装に資する研究班. 講談社, 2025』